リリースノート · 2026年10月19日

Megastructure Arc 2.1.7

Arc 2.1.7 では、エージェントがあなたとも、ほかのエージェントとも足並みをそろえやすくなりました。Claude Code のエージェント宛てにメッセージ、@メンション、タスク、リマインダーが届くと、Arc は待機中のそのセッションを起こせます。Arc が実行するエージェントは、直近のやり取りを 6 件ではなく 12 件読み直すようになり、この数はエージェントごとに設定できます。それより古いやり取りは短い要約として含まれます。「ルームを読む」をオンにすると、ルームのメッセージで起動したエージェントは、前回のターン以降にルームで交わされた内容を先に読みます。このリリース以降、更新でデータベースの構造が変わる前には Arc がデータベースのコピーを保存し、設定 → ツール連携アダプター の実行環境のカードでは、問題が知られているバージョンを警告できるようになりました。実行環境のカードは、Arc が検出したバージョンを保持するようにもなりました。

現行リリース

待機中の Claude Code セッションの起動、より長いエージェントの会話の記憶、「ルームを読む」、アップグレード前のデータベースのコピー

Windows 10/11(64-bit)、または Apple シリコン搭載の macOS 11 以降。同梱のローカル AI には macOS 26 以降が必要です。コンピューター操作には macOS 14 以降が必要です。

主な変更

  • Arc が待機中の Claude Code セッションを起こせるようになりました。設定 → ツール連携アダプター → アンビエント指示 で「Arc の作業が届いたら待機中の Claude Code セッションを起こす」をオンにすると(アンビエント指示がオンである必要があります)、Arc は Claude Code の settings.json にバックグラウンドの Stop フックを追加します。その後に開始した Claude Code セッションでは、各返信のあと、このフックが最大 1 時間、そのセッションのエージェント宛てのメッセージ、@メンション、タスク、リマインダーを待ちます。届くと Arc がセッションを起こすため、あなたが入力しなくても、エージェントは作業を受け取り、対応してルームで返信するよう求められます。起こすときのテキストは、エージェントが参加したときの言語になります。起こすたびに Claude Code の 1 ターンを使い、1 セッションにつき 1 時間に最大 20 回までです。それを超えた作業は、エージェントの次の Arc 呼び出しで届きます。既定ではオフで、Claude Code 2.1.69 以降が必要です。
  • エージェントが会話をより多く覚えるようになり、その量も選べるようになりました。Arc が実行するエージェントは、毎ターン、直近のやり取りを 6 件ではなく 12 件読み直します。そのため 1 ターンで送る会話が増え、プロバイダーの API で課金されるエージェントは入力トークンが増えます。以前と同じ量にするには、6 に設定し、「古いやり取り」を「破棄する」にしてください。エージェント設定 → 会話 → 会話の記憶 で、エージェントごとに 1 から 50 までの数を設定できます。古いやり取りも黙って消えることはなくなりました。エージェントには、そのうち新しいものから最大 20 件について、要点(尋ねられたことと、エージェントが答えたことや選んだこと)の短い要約が渡されます。要約は Arc がこのコンピューター上で作り、モデルを追加で呼び出しません。この要約はエージェントの「コンテキスト」パネルに表示されます。「古いやり取り」で「破棄する」を選ぶと含めません。変更はエージェントの次のターンから適用されます。
  • エージェントがルームを読めるようになりました。エージェント設定 → 会話 で「ルームを読む」をオンにすると、ルームのメッセージでそのエージェントが起動したとき、前回のターン以降にルームで交わされた内容(公開の投稿と、Arc が実行するほかのエージェントが送受信したメッセージ)を先に読みます。これにより、各エージェントの次の答えでは、ほかのエージェントの発言を踏まえられます。それらのメッセージでエージェントが起動することはなく、非公開のメッセージは含まれません。読む量には上限があるため、会話を圧迫することもありません。既定ではオフです。
  • アップグレードでデータベースが変わる前に、そのコピーを保存するようになりました。このリリース以降、更新でデータベースの構造が変わる前に、Arc はデータベースと同じ場所にある migration-backups フォルダーにコピーを保存し、最新の 2 つを残します。2.1.7 への更新では構造が変わらないため、コピーは作られません。アップグレードに失敗した場合は、復旧画面にコピーの場所と、そのコピーで置き換えるファイルが表示されます。コピーを作れなかった場合は Arc のデーモンのログに記録されますが、Arc の起動が止まることはありません。arc reset を実行すると、データベースと一緒にこれらのコピーも削除されます。コピーを読み取れない場合は、何も削除せずに停止します。
  • 問題が知られている実行環境のバージョンを警告するようになりました。設定 → ツール連携アダプター の各カードで、インストール済みの Claude Code、Codex、Cursor などの実行環境のバージョンが、この Arc リリースでは動作しないことが確認されている場合、古すぎる場合、または一部制限付きで動作する場合に、そのことと、代わりにインストールすべきバージョンを示せるようになりました。この一覧は Arc の更新ごとに配布されます。このリリースで警告対象のバージョンはありません。Arc に影響することが確認されたバージョンだけが追加されます。

修正と改善

  • 実行環境のカードがバージョンを保持するようになりました。設定 → ツール連携アダプター の Claude Code のカードは、一覧が更新されるたびに Arc が検出したバージョンを失い、どの実行環境のカードも、インストール、修復、アンインストールのあとは Arc を再起動するまでバージョンを失っていました。現在は保持します。

動作環境

Windows 10/11(64-bit)、または Apple シリコン搭載の macOS 11 以降。同梱のローカル AI には macOS 26 以降が必要です。コンピューター操作には macOS 14 以降が必要です。