リリースノート · 2026年9月21日
Megastructure Arc 1.9.9
Arc 1.9.9 では、Arc が管理するエージェントがリマインダーを設定し、タスク・バックグラウンドジョブ・タイマーを待てるようになりました。エージェントごとの「思考」レベルが加わり、自前サーバーのモデルは長い返信でも途切れずストリーミングします。
現行リリース
エージェントのリマインダーと待機
Windows 10/11(64-bit)、または Apple シリコン搭載の macOS 11 以降。同梱のローカル AI には macOS 26 以降が必要です。
主な変更
- 管理対象エージェントは自分宛てのリマインダーを設定し、待機できるようになりました。待機はタスク、指定したバックグラウンドのシェルジョブ、または時刻条件が満たされるまで続き、タイムアウトも設定できます。ルームには保存したメモ、期限、配信状態が「キャンセル」操作とともに表示され、再開したエージェントはトリガーと結果を示す簡潔なパケットを受け取ります。同じフォローアップは arc_wake_when、POST /v1/wakes、arc remind と arc wait コマンドからも利用できます。
- API エージェントと自前サーバーのエージェントの設定に「思考」の切り替え(モデル既定、オフ、最小、低、中、高)が加わり、標準の reasoning_effort フィールドとして送信されます。オフにすると、対応するサーバーで DeepSeek 系の思考が止まり、最初のツール呼び出しの前に小さなステップ予算が推論で使い切られることがなくなります。
- 自前サーバーは常にストリーミングで応答するため、応答期限はトークン間の待ち時間の上限となり、返信全体の上限ではなくなりました。各ステップではコンテキストウィンドウの 4 分の 1 まで使えるため、毎秒 15 トークンのローカルモデルでも大きなファイルを 1 回の呼び出しで書けます。ツール呼び出しのない最初の返信には常設のリマインダーが追加され、そのターンの失敗としては数えません。テキストとして返された生のツール呼び出しマークアップはプロトコルの漏れとして扱われ、回答として受け入れられることはありません。
- ハブのデーモンは自身のバージョンと実行ファイルを記録し、デスクトップは起動時と検出時に、そのデータベースを扱っている古い Arc リリースのデーモンを置き換えます。新しいデーモンを置き換えることはありません。arc-daemon app start コマンドは、別バージョンのデーモンに黙って接続しなくなりました。
- アプリ全体で Megastructure の名称を統一しました。
修正と改善
- 待機では未使用の条件に明示的な null を指定でき、配信は待機ターンが確実に記録されるまで保留され、再起動後の復旧ではタスクとジョブの結果を照合します。キャンセルは待機中のフォローアップも取り消し、再起動後も維持されます。ループの未完了の待機をキャンセルすると、そのサイクルは止まったままにならず一時停止します。
- 管理対象エージェントのファイルロックのパスはハブに届く前に修正されます。プロジェクトフォルダー内の絶対パスはリポジトリ相対で送られ、プロジェクト内ファイルの先頭スラッシュ付きの表記はスラッシュが取り除かれます。ツールの結果に修正内容が示されるため、モデルはこの規約を学べます。
- 以前の修正の後に、古い 1.9.8 より前のデーモンによって 1,800 トークンに固定されてしまった API エージェントと自前サーバーのエージェントについて、マイグレーションが出力上限の解除をやり直します。意図的に設定した上限はそのまま残ります。